旗竿地を高く売りたい!高額売却する方法や訳あり物件専門のおすすめ買取業者を紹介

旗竿地を親から相続したものの、使用する予定がなく売りたいと考えている方が多いのではないでしょうか。また、すでに売りに出しているが、なかなか買い手が見つからず困っている方もいるかもしれません。

そこで本記事では、売れない旗竿地を高く買い取ってもらう方法や、おすすめの専門業者について紹介します。所有している旗竿地を少しでも早く、そして高額で売却したい方は参考にしてください。

この記事で分かること
・売れない旗竿地を高く買い取ってもらう方法4選
・売れにくい旗竿地でも高額買取してくれる専門業者3選
・旗竿地を専門業者に高く買い取ってもらうためのポイント3つ
目次
  1. 売れない旗竿地を高く買い取ってもらう方法4選
  2. 旗竿地が売れないと言われる6つの理由
  3. 売れにくい旗竿地でも高額買取してくれる専門業者3選
  4. 旗竿地を専門業者に高く買い取ってもらうためのポイント3つ
  5. 【安く見積もられないために】旗竿地の評価額を自分で計算する方法
  6. まとめ

売れない旗竿地を高く買い取ってもらう方法4選

旗竿地は買主にマイナスとなる要素が多く、売却が難しいとされています。しかし、以下のような方法を実施すれば、高く買い取ってもらえる可能性もあります。

自分に合った方法で、少しでも高く所有する旗竿地を買い取ってもらいましょう。

隣地の所有者へ売却する

最もシンプルかつ高値で売却できる可能性が高いのが、隣地の所有者へ売却する方法です。隣地の方にとっては土地を広げられるメリットがあり、あなたにとっても不動産業者に仲介手数料を支払う必要がないため、お互いにメリットしかありません。

ただし、隣地の方が確実に購入を希望するとは限らないため、まずはそれとなく打診してみる必要があります。また、価格交渉を自身で行う必要があり、交渉術に自信がない、隣人との関係を悪化させうる行為をしたくないなどの方には向いていないでしょう。

仲介業者に依頼する

旗竿地を売却するうえで、不動産売買のプロである仲介業者に依頼するのも有効な手段です。旗竿地の売却経験が豊富な業者なら、適切な価格設定や売却活動を実施してくれます。

仲介手数料は発生しますが、売却活動の手間を省きたい方や、安心して任せたい方におすすめです。売却までの期間は物件の状態や市況によって異なり、半年から一年ほどかかるケースもあるでしょう。

【高確率】訳あり物件専門の業者に買い取ってもらう

より確実に旗竿地を買い取ってもらいたいなら、訳あり物件専門の業者に依頼するのが良いでしょう訳あり物件専門の業者は、再建築不可物件や事故物件など、一般的に売却が難しい物件を積極的に買い取ってくれます。

また、訳あり物件専門の業者は、独自の販売ルートや知見・アイディアを持っているケースが多いです。たとえば、再建築不可物件をリフォームして賃貸物件として活用したり、旗竿地を駐車場や資材置き場として活用したりなど、一般的な不動産業者では見込めない需要を見つけてくれるでしょう。

そのため、他の方法では買い手が見つからない旗竿地でも、高確率で買い取ってもらえる可能性が高いと言えます。

私道の問題を解消してから売りに出す

旗竿地には、私道に面しているケースが多く見られます。私道があると、所有者や利用者間でトラブルが発生しやすいです。私道の問題を解消してから売却することで、買い手が見つかりやすくなり、高値で売却できる可能性が高まります。

私道の問題を解消するには、以下のような方法が最適です。

  • 私道持分を買い取る
  • 私道を廃止して公道にする
  • 通行承諾書を取得する

いずれの方法も費用や手間はかかりますが、売却価格への上乗せを見込める場合があります。私道の問題を解消して高値で売却したい方は、専門家へ相談してみると良いでしょう。

旗竿地が売れないと言われる6つの理由

旗竿地は、歪な形状をしているため売却が難しいとされており、敬遠されるケースも少なくありません。具体的に売れない理由は、以下の6つです。

旗竿地を効率良く買い取ってもらうために、それぞれの理由が売却価格に与える影響について理解していきましょう。

再建築不可物件に該当する可能性が高い

旗竿地は、接道義務を満たしていない場合や、容積率などの規制により、再建築不可物件に該当する可能性が高いです。再建築不可物件は、建物を建て替えられないため、資産価値が低くなり、売却価格も下がってしまう可能性があります。

建築基準法によると、再建築不可物件に該当するのは間口の幅が2m未満の物件とされています。
(参考:
建築基準法-第四十三条

しかし、再建築不可物件に当てはまった場合でも売却は可能です。たとえば、現状のまま賃貸物件として活用したり、リフォームして住み続けたりなどの選択肢があります。また、再建築不可物件を専門に買い取る業者も存在するため、売却を諦めずに相談してみると良いでしょう。

解体とリフォーム時に高額な費用がかかる

旗竿地は、重機や資材の搬入が難しい場合があり、解体やリフォームに高額な費用がかかるケースがあります。特に、竿部分が長い場合は、搬入経路の確保や足場設置などに追加費用が発生する可能性があります。

解体やリフォーム費用を抑えるためには、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが重要です。また、解体やリフォームせずに現状のまま売却する選択肢もあります。専門業者の中には、現状のまま買い取ってくれる業者もいるため、まずは解体やリフォームをせずに買い取ってくれる業者がいないか探してみましょう。

日当たり・風通しが悪いケースが多い

旗竿地は、周囲を建物に囲まれている場合が多く、日当たりや風通しが悪いケースが多く見られます。日当たりや風通しの悪さは、快適な居住環境を妨げる原因です。たとえば、以下のような問題が挙げられます。

  • 洗濯物が乾きにくい
  • 昼間でも部屋が暗く電気をつける必要がある
  • 室内に湿気がたまりカビやダニが発生しやすくなる

こういった問題を避けるために、日当たりや風通しが悪い土地を避ける人が多く、旗竿地は売れにくいのです。

日当たりや風通しの悪さを改善するためには、窓の位置や大きさ、間取りなどを工夫するリフォームが有効です。しかし、リフォームには高額な費用がかかるため、費用対効果を考慮しなければいけません。リフォームしても売れない場合もあるため、専門家に見積もりを取り、アドバイスを受けるのが良いでしょう。

買主が住宅ローンを組めない可能性がある

旗竿地は土地の形が特殊なため、住宅ローンの審査が厳しくなる場合があります。金融機関によっては、旗竿地を担保にした住宅ローンの融資を断るケースも多いです。

住宅ローンを組むためには、旗竿地の形状や面積、接道状況などが金融機関の基準を満たしている必要があります。住宅ローンが組めない場合は、現金で購入するか、住宅ローン以外の資金調達方法を検討しなければいけません。

また、住宅ローンを組めたとしても、買主が望む金額を借りられるとは限りません。そのため、住宅ローン以外での資金調達が難しい人には、購入してもらえません。

私道があるとトラブルにつながる可能性がある

旗竿地には、私道に面しているケースが多く見られます。私道があると、所有者や利用者間でのトラブルが発生しやすいです。たとえば、私道の維持管理費用や通行権をめぐるトラブルなどが考えられます。

私道に関するトラブルは、売却価格にも大きく影響を与える可能性があります。トラブルを防ぐためには、以下のような対策が必要です。

  • 私道持分を買い取る
  • 私道を廃止して公道にする
  • 通行承諾書を取得する

こういった手間や費用がかかってしまうため、私道のある旗竿地はなかなか買主が見つかりません。

竿が長い場合は利用できる面積が少ない

旗竿地の竿部分が長い場合は、実際に利用できる面積が少なくなってしまいます。利用できる面積が少ないと、以下のような問題が生じやすいです。

  • 建物の建築や増築ができない
  • 駐車スペースの確保ができない
  • 庭を確保できない

買主はできるだけ土地を有効活用したいと考えるため、利用しづらい竿部分の面積が大きい旗竿地はなかなか売れません。

売れにくい旗竿地でも高額買取してくれる専門業者3選

売れにくい旗竿地でも高額買取してくれる専門業者は、以下の3つです。

それぞれ見ていきましょう。

株式会社 Next age|査定スピード業界No.1!最短24時間で現金化も可能


出典:株式会社 Next age

株式会社 Next ageは、空き家の売買を専門とする業者で、旗竿地を含むさまざまな訳あり物件の買取にも対応しています。また、査定スピードが業界No.1で、最短24時間での現金化も可能です。

業者名特徴強み
空き家売り買いドットコム空き家や訳あり物件の買取専門・査定スピード業界No.1・最短24時間での現金化可能

株式会社 Next ageは、独自の販売ネットワークとノウハウを持っているため、他社では買い手がつかない旗竿地でも高値で買い取ってくれる可能性が高いです。

旗竿地をなるべく早く売却して、すぐに現金化したい方は、一度相談してみると良いでしょう。

株式会社AlbaLink|経験豊富なスタッフによる安心サポート


出典:株式会社AlbaLink

株式会社AlbaLinkは、不動産売買のプロフェッショナル集団です。旗竿地を含むさまざまな不動産の売買を手がけており、経験豊富なスタッフがお客様をサポートしてくれます。査定から売却まで一貫して対応してくれるため、安心して任せられる点もポイントです。

業者名特徴強み
株式会社AlbaLink不動産売買のプロフェッショナル集団・経験豊富なスタッフ・査定から売却まで一貫サポート

株式会社AlbaLinkは、お客様の状況に合わせて最適な売却方法を提案してくれます。また、秘密厳守で対応してくれるため、近隣の方に知られずに売却したい方にもおすすめです。

株式会社クランピーリアルエステート|無料査定で査定額アップのチャンス


出典:株式会社クランピーリアルエステート

株式会社クランピーリアルエステートは、不動産買取を専門とする業者です。無料査定を実施しており、査定額アップのチャンスも期待できます。

業者名特徴強み
株式会社クランピーリアルエステート不動産買取専門・無料査定・査定額アップの期待大

株式会社クランピーリアルエステートは、独自の査定システムにより、旗竿地でも適正な価格で買い取ってくれます。また、買取事例も豊富で、これまでの経験をもとにして売れにくい旗竿地でも需要を見つけてくれます。

買取実績が豊富な業者に頼みたい方は、まず株式会社クランピーリアルエステートの無料査定を受けてみると良いでしょう。

旗竿地を専門業者に高く買い取ってもらうためのポイント3つ

旗竿地を売却する際は、以下のようなポイントを押さえることでより高値で買い取ってもらえる可能性が高まります。

それぞれの方法を実践するとどれくらい査定額がアップするのかについて、具体例を交えて解説していきます。

複数の業者(3社ほど)で見積もりを比較する

旗竿地は、一般的な不動産と比べて査定基準が曖昧になりがちです。そのため、業者によって査定額に大きな差が出る可能性があります。複数の業者から見積もりを取ることで、査定基準や価格の妥当性を比較検討でき、より高値で売却できる可能性が高まります。

たとえば、ある旗竿地を3社で査定した結果、A社は500万円、B社は600万円、C社は700万円と査定額に200万円もの差が出たとします。この場合、最も高い査定額を提示したC社に売却することで、200万円も多く得られるのです。

営業担当者に見積もりの根拠を尋ねて価格交渉する

査定額に納得がいかない場合は、営業担当者に見積もりの根拠を尋ね、価格交渉を行いましょう。旗竿地の査定におけるポイントは、竿部分の評価や周辺環境、再建築の可否など多岐にわたります。これらのポイントを理解し交渉することで、査定額がアップする可能性があります。

たとえば、竿部分が長い旗竿地の場合、一般的には評価が低くなりがちですが、竿部分の活用方法を提案することで査定額アップに繋がる場合もあります。また、周辺環境が良好であることや、再建築が可能であることをアピールするのも効果的です。

解体やリフォームをせずに売却する

解体やリフォームには費用がかかり、その費用を回収できない可能性もあります。専門業者の中には、現状のまま買い取ってくれる業者もいるため、まずは解体やリフォームをせずに相談するのが良いです。

また、現状のままで売却できれば費用を抑えられるだけではなく、売却までの期間も短縮できます。

たとえば、解体費用に100万円、リフォーム費用に200万円かかるとします。しかし、解体やリフォームをおこなっても査定額が300万円以上アップするとは限りません。現状のまま売却すると、余分な費用を節約し、早期売却を実現できます。

【安く見積もられないために】旗竿地の評価額を自分で計算する方法

旗竿地の査定額は、業者によって大きく異なる場合があります。安く見積もられないためには、事前にある程度の評価額を計算しておくと良いです。旗竿地の評価額を自分で計算する方法は、以下の3つです。

事前に自分で評価額を計算し、買取業者との交渉を有利に進めていきましょう。

道路の奥行き分を割り引いて計算する

旗竿地の奥行き場所は、土地として利用しにくく用途も限られてきます。そこで、道路の奥行き分を割り引いて計算することで、旗竿地の適正な評価額を計算できます。具体的な計算式は、以下のとおりです。

評価額=路線価×奥行価格補正率×面積
参考:国税庁-奥行価格補正率

特に竿の部分が極端に長い場合は、上記の計算方法を利用すると良いでしょう。

間口と奥の敷地と分けて計算して差し引く

間口に対して奥行きが非常に長かったり、非常に狭かったりする旗竿地が存在します。この場合は使い勝手が悪いため、以下のような計算式を使用して、間口と奥行の両方を割り引いたうえで算出します。

評価額=路線価×間口狭小補正率×奥行長大補正率×面積
参考:国税庁-奥行価格補正率・間口狭小補正率

ただし、間口狭小補正率は間口が8m未満の場合から発生するため、8m以上あれば割り引かれません。

整形地だった場合の評価額から隣接地分を差し引く

整形地とは、正方形や長方形など、形が整っている土地のことです。旗竿地は整形地に比べて評価額が低くなるため、整形地だった場合の評価額から隣接地分を差し引くことで、旗竿地の評価額を算出できます。

たとえば、整形地とした場合の評価額が3,000万円、隣接地の評価額が500万円だった場合は、3,000-500=2,500万円となります。

まとめ

旗竿地は特殊な形状をしているため、売却が難しいとされていますが、紹介した方法やポイントを押さえることで高額売却も可能です。安く見積もられずに適正な価格で売却するには、自身である程度の評価額を計算したり、複数の業者で見積もりを比較検討したりする必要があります。

また、旗竿地の売却を成功させるためには、業者とのコミュニケーションも大切です。疑問点や不安な内容は遠慮なく質問し、納得のいくまで話し合いましょう。

手持ちの旗竿地を少しでも早く、高値で売却したい方は、まず訳あり物件の買取に対応している業者に査定依頼を出してみましょう。

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